本校は、昭和二十八年の開校以来、六十有余年の歴史と伝統を誇り、一千四百名を超える卒業生が町内はもとより、全道、全国の各地各所で活躍しております。
校訓「耕心」のもと、「自ら学び才能を伸ばし、心を耕して自分の心を鍛える」という教育を継続して実践し、また、平成2年度に学科転換した際には、「花を育て、心を育てる。花を育て、人を育てる。」という新しい教育理念を掲げ、三年間で社会生活に必要な基礎・基本となる知識や技能をしっかりと身に付けるとともに、草花や野菜の栽培などの「農」の学習や食品製造などの「食」の学習をとおして、思いやりやたくましく生きる心を耕す教育を展開しております。
今後におきましても、生徒一人一人を大切にし、保護者や地域社会からの信頼に応える学校を目指すとともに、長年にわたり積み上げてきた教育実践を継承しつつ、時代の変化や地域の期待に対応した新しい教育活動を創造し、推進してまいります。本校の教育活動に対しまして、ご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いします。
北海道東藻琴高等学校長
斉 藤 昌 志